梨木香歩/沼地のある森を抜けて(新潮社、2005)
一歩間違うと、とんでもない方向へ行きそうな内容だが、とても楽しく読んだ。久々に、最後のページを読んでから、もう一度、はじめから読み返した本。好き嫌いがわかれる本だと思うが、この人の本をすでに何冊か読んで来た人は、どこへ行き着くか、きちんと予想できると思う。独特の世界のある本。安易に、「生命の神秘」とかそういう類のそれこそとんでもな修辞で語られるような本でもない。もっと自然に、出会いと誕生の物語だと読めばよいのだと思った。

ようやく休みが取れた。帰ってきてからも、休むことができなくて、今日、やっとこさ、家で一日過ごすことができた。といってもまだ荷物は解かないままなのだけど。午後まで寝て、午後からはのんびり片付けもの。

ずっと睡眠不足だったのだけど、まだ睡眠不足。眠くて、眠くて、仕方がない。いくらでも寝られそう。