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- 作者: 岩澤信夫
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2010/04/02
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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今時はどこにいっても集約的な農業が中心だけれども、こういうスタイルの農業ならば、少し関わってみたいような気がする。食に関わる農業だから、真剣に取り組む必要はあると思うだけれど、敷居の高さがどこかに感じられて仕方がなかった。今は日本だけでなく、東南アジアの稲作地帯でも、後継者不足と高額な経費が掛かってしまう農業が浸透しているところが増えつつある。実際にはまだまだ自分が取りかかるには時間がかかりそうだけれど、いつか農業に関わってみたい。
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こちらに書くのは久方ぶり。書き方を忘れてしまっているので、思い出しながら少しずつ書くことにしよう。
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隠し剣 鬼の爪/隠し剣 秋風抄(藤沢周平)
初期の短編の中には、本当にこれで話を終えてよいのかといたたまれなくなるくらいに不幸あるいは救いようのない結末を迎えるものがある。隠し剣シリーズは、話の骨格には、秘伝の技を与えられた一人の武士あるいは武家の子女がいる。時には自らの意志によって、時には上司からの命によって、秘伝技を使うことにより、敵と退治する。秘伝とは必殺の技である。必殺とは、かならず敵を斃すこと。かならず人を殺す、ということである。だからハッピーエンドになるはずもないのだろうか。藤沢周平という人には、人を殺しておきながら、明るい結末になるものが書けなかったのかもしれない。折り合いがつくようになってから、穏やかな余韻を残すものが増えてきたのだろうか。
一気に、二冊を読んでしまった。
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梨木香歩/沼地のある森を抜けて(新潮社、2005)
一歩間違うと、とんでもない方向へ行きそうな内容だが、とても楽しく読んだ。久々に、最後のページを読んでから、もう一度、はじめから読み返した本。好き嫌いがわかれる本だと思うが、この人の本をすでに何冊か読んで来た人は、どこへ行き着くか、きちんと予想できると思う。独特の世界のある本。安易に、「生命の神秘」とかそういう類のそれこそとんでもな修辞で語られるような本でもない。もっと自然に、出会いと誕生の物語だと読めばよいのだと思った。
ようやく休みが取れた。帰ってきてからも、休むことができなくて、今日、やっとこさ、家で一日過ごすことができた。といってもまだ荷物は解かないままなのだけど。午後まで寝て、午後からはのんびり片付けもの。
ずっと睡眠不足だったのだけど、まだ睡眠不足。眠くて、眠くて、仕方がない。いくらでも寝られそう。