2005-10-01から1ヶ月間の記事一覧

玄関に挿したカサブランカの香りがとても気持ちよい。花は色や形を楽しむのもよいけれど、香りがやはりすばらしい。どちらかというと大振りで華やかな花はすきではないのだが、百合だけは別だ。しんとして冷たい朝の空気の中で、しばらくたたずんだ。また音…

隠し剣 鬼の爪/隠し剣 秋風抄(藤沢周平) 初期の短編の中には、本当にこれで話を終えてよいのかといたたまれなくなるくらいに不幸あるいは救いようのない結末を迎えるものがある。隠し剣シリーズは、話の骨格には、秘伝の技を与えられた一人の武士あるいは…

一日中、読書。さすがに疲れた…。なにもしていなくても疲れて、おなかが減って、夜は眠れる。健康なことで幸せではあるが、同時に、これではだめだなと思ったりする。完全に、不調。仕事がたまる一方だ。

梨木香歩/沼地のある森を抜けて(新潮社、2005) 一歩間違うと、とんでもない方向へ行きそうな内容だが、とても楽しく読んだ。久々に、最後のページを読んでから、もう一度、はじめから読み返した本。好き嫌いがわかれる本だと思うが、この人の本をすでに何…

インターネットの映画評ではどちらかというと酷評ぞろいのA lot like loveであるが、B級映画としてみれば、悪い映画ではない。キース・キャラダインが主演のような、昼のメロドラマ的な映画。しかし、アシュトン・カッチャーは、若くて好青年なので、ソープ…

連日、丸善通い。 二階の文庫売り場の窓から、外を歩いている人を見るのが好きだったな。センチメンタリズムは止まらず、新潮文庫版のほか、オリジナルの帯がつけられた岩波文庫版の梶井基次郎も買う。帯の写真は、昔の丸善。

旅行のガイドブックも買う。鞄持ちに過ぎないのだけど、うれしい。読みふけってしまって、電車をおりるのを忘れる。